【按】 9画 扌(6) 準1級
[音] | アン |
[訓] | おさえる |
かんがえる | |
しらべる |
《意味》
「案」に書き換えられるものがある。
【按察使・按察】あぜち
奈良時代、地方官の行政状態や民情を視察するため中央政府が各地に派遣した役人。また、その官職。
「按察使」は「あんさつし」、「按察」は「あんさつ」とも読む。
【按察】あんさつ
調べて善悪をただすこと。特に政治上の事について吟味すること。
【按針】あんじん
【按ずる】あんずる
上一段化して「按じる」とも言う。
【按配・按排】あんばい
ほどよく並べたり、組み合わせて整理したりすること。また、ほどよく処理すること。
「案配」とも書く。「塩梅」とよく混同されるが元は別語。
「塩梅」は「①料理の味加減。②物事の具合。調子。加減。③からだの具合。健康状態。」の意。
【按分】あんぶん
物品や金銭などを、基準となる数量に比例して割りふること。
比例配分。
「出資額に応じて、利益を按分する」
「案分」に書き換えられる。
【按摩】あんま
体をもんで、血行をよくしたり、筋肉のこりをほぐしたりする療法。もみ療治。また、それを職業とする人。古く、療法として中国で発達。
「温泉で按摩をしてもらう」
【按える】おさえる
【糾按】きゅうあん
道理をたしかめる。
【巡按】じゅんあん
各地を回り役人の勤務状態や人民の暮らし向きなどを調べること。